【心理編】自分の評価を上げるには ①
長所を一つだけ強調しろ
「ハロー効果」というものをご存知だろうか。
ハロー効果とは、ある人を判断するときに、目立ちやすい特徴によって、その他の判断内容までもが引きずられてしまうというもの。
人や物事のある1つの特徴について良い印象を受けると、他のすべての特徴も実際以上に高く評価されるのだ。
例えば、成功した起業家の仕事術だけでなく、恋愛観や教育観までも参考にしようとする人がいるのはこの「ハロー効果」によるもの。
他にも、英語ができる人は仕事ができる人である、身なりがきちんとしている人は家柄が良い、など、実際に事実を確認していないのに思い込むこともあるのだ。
つまりこの「ハロー効果」をうまく利用すれば、自分の総合評価を上げることができるということだ。
外見に気を遣うことももちろん有効だが、自分の得意分野をさらに伸ばすことも効果的。
何か一つでも人より優れているだけで、自身をより魅力的な人物に見せることができるだろう。
【心理編】怒りをコントロールするには
利き手と反対の手を使え
怒りっぽい人や、常にイライラしている人は、簡単な作業を利き手とは反対の手ですると良い。
ある研究によると、2週間利き手と逆の手を意識的に使うことで、怒りの感情をコントロールしやすくなることがわかった。
食事や筆記など難しいことではなく、パソコンのマウスを持つ手、スマホを操作する手、ドアを開閉する手など、ちょっとしたことでも効果はあるという。
ニューサウスウェールズ大学のトーマス・デンソン博士が行った実験では、感情を害する言葉を投げかけられた被験者のうち、怒りっぽい人ほど相手への復讐感情が生まれやすく、脳の怒りに関係する部位の活動が活発だった。
そこで彼らに2週間、利き手と反対の手を意識的に使ってもらうと、自制心を司る脳部位の働きが促され、攻撃性が低下したのだ。
カッとなったりイライラしたりというのは、誰にでもあることだが、気持ちの良いものではない。
毎日少しずつ利き手とは逆の手を使って生活すれば、日々穏やかに過ごせるようになるかもしれない。
【心理編】相手の頼みをうまく断るには
いったん引き受けるような素振りを見せろ
押しの強い人から頼まれると、なかなか断りにくいという人は多いだろう。角が立つのを恐れて引き受けてしまうと、結局は自分の首を絞めることになってしまう場合も。
このように、断りにくいようなときは、いったん相手の要求を引き受けてしまおう。そして、手遅れになる前に改めて断るのだ。
たとえば、上司から「今週の日曜日、休日出勤できないか?」などと頼まれたら、いったんその場で引き受ける。それから、手帳を開きながら「すみません! 今週の日曜日でしたよね? その日はちょっと無理でした…実は…」という流れだ。
基本的に人は、よほどの事情がない限り一度引き受けた頼み事を改めて断るということはしない、と考えるため相手も納得しやすい。この時、断る理由はあったほうがいいだろう。
また、この方法は、相手が「要求を通しやすくするテクニック」を使ってきたときにも使えるだろう。
ただ、何度もこの方法を使うと、本当に予定があっても信じてもらえなくなる可能性もあるため、どうしても断りたいときに使うようにしよう。
【お金編】浪費体質の人が確実に貯金をするには
定期預金の口座を作れ
浪費体質の人は、お金があればあるだけ使ってしまうため、貯金はなかなかできないだろう。
・家計簿をつける
・財布に大金を入れない
・外食を控える
などのように、よくお金を貯めるのに効果的と言われるようなことを実践しても無駄だった、という人は、「定期預金」を活用して、強制的に使えるお金を減らすようにすると良い。
定期預金とは、預けてから一定期間は引き出せない預金で、普通預金よりも高い金利が付くというもの。
普通預金とは別に定期預金の口座を作り、毎月一定金額を自動的に預けられるようにすると良い。
一旦お金を預けたらすぐには引き出すことができないため、浪費体質の人が確実に貯金をするのに最適といえるだろう。
たとえば、月給30万円だとして、毎月自動的に5万円を定期預金口座に預けるようにしたとしよう。
月に使える金額は25万円。もし、この25万円を1ヶ月で使い切ったとしても、定期預金には5万円入るため、年間で60万円+利息も貯まるというわけだ。
浪費体質で貯金ができない、という人はお試しあれ。