【心理編】怒りをコントロールするには
利き手と反対の手を使え
怒りっぽい人や、常にイライラしている人は、簡単な作業を利き手とは反対の手ですると良い。
ある研究によると、2週間利き手と逆の手を意識的に使うことで、怒りの感情をコントロールしやすくなることがわかった。
食事や筆記など難しいことではなく、パソコンのマウスを持つ手、スマホを操作する手、ドアを開閉する手など、ちょっとしたことでも効果はあるという。
ニューサウスウェールズ大学のトーマス・デンソン博士が行った実験では、感情を害する言葉を投げかけられた被験者のうち、怒りっぽい人ほど相手への復讐感情が生まれやすく、脳の怒りに関係する部位の活動が活発だった。
そこで彼らに2週間、利き手と反対の手を意識的に使ってもらうと、自制心を司る脳部位の働きが促され、攻撃性が低下したのだ。
カッとなったりイライラしたりというのは、誰にでもあることだが、気持ちの良いものではない。
毎日少しずつ利き手とは逆の手を使って生活すれば、日々穏やかに過ごせるようになるかもしれない。