【仕事編】リーダーシップを取りやすくするには
座る位置に注意しろ
5~6人で話し合いをしていると、いつの間にか誰かがリーダーシップを取ってまとめようとしている、ということがよくあるだろう。
特に、リーダーがあらかじめ決まっていない話し合いの場では、リーダーになりやすい席に座ることでリーダーシップを取りやすくなるということがわかっている。
とある実験で、初めて会った5人に角テーブルを挟んで座ってもらい討論をしてもらった。
テーブルの片側に2席、向かいに3席を用意し、2人と3人分かれて話し合ってもらい、討論が終わった後に「誰が実質的なリーダーでしたか?」と尋ねたところ、2人で座っていたグループの方が、3人で座っていた側のグループよりも2倍以上も多くリーダーだと思われる、という結果が出た。
少人数で座った人は、他の参加者の注目を集めやすく、発言もしやすくなる他、全体の様子も見やすくなるため、全員の言動が把握しやすくなるということなのだ。
一方、丸テーブルで討論をすると、参加者全員が対等になり、リーダーシップを取りにくくなる。
しかし、両脇が空席となるように座ると、その人がリーダーシップを取りやすくなることがわかっている。
そして大きな角テーブルになると、長い辺の中央に座る人と、短い辺に座る人がリーダーシップを取りやすくなるのだ。
さらに長い辺の中央のリーダーは課題の解決を最優先にし、短い辺に座ったリーダーは人間関係を大切にしたリーダーシップを取るようになるとされている。