【生活編】美容や中年太りに効く

体がだるい、太りやすくなった、肌が荒れる、寝起きが悪い、といったちょっとした不調。心当たりがある方も多いのではないでしょうか。その悩み、コエンザイムQ10を摂ることで改善できるかもしれません。 健康や美容に関心の高い方なら1度は耳にしたことがあるはずですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか？　「コエンザイムQ10」の化学的観点を調べました。

コエンザイムQ10 は人の体内で生成できる物質。健康な人ほどたくさん持っているものなのだそうです。その主な働きは、摂取した栄養をエネルギーに変換する「エネルギーの生産」と、体の老化を抑制する「抗酸化」の2つ。これによって、「自律神経を整える」「基礎代謝を高める」「睡眠の質を高める」など、体調をあらゆる側面からサポートしてくれるのです。しかし、人間が体の中に持っている物質でこの2つの効果を持っているのは、コエンザイムQ10 だけ。しかも、20歳ごろをピークに減少していってしまうため、中年期を迎えたあたりから、疲れやすいと感じたり、太りやすくなったりするのだそう。そのため、減少した「コエンザイムQ10 」を補うべく、100mg/日を目安として摂ることを推奨しているそうです。

老化の原因を、体の「酸化」と「糖化」としたうえで、「糖化」に関しては糖質の少ない食事をするなどでコントロールできるものの、現代の社会ではストレスや紫外線などといった「酸化」の原因を避けるのが難しいため、抗酸化作用を持つ「コエンザイムQ10 」の摂取は、外見的な美しさを維持するためにも非常に有効だと話しました。酸化を抑制することで、シミやくすみの発生を防ぎ、肌の白さ、美しさを保つことができるそうです。