【生活編】日々のストレスを減らすには
小さな決断は自動化しろ
「今日は何を着て出かけよう」「ランチは何を食べようか」「あの仕事はどうしよう…」
小さなことも含めると、人は毎日たくさんの決断に迫られているといえるだろう。そして、そんな小さな決断を大量に積み重ねていくと、「決断疲れ」が生じてしまうのだ。
決断疲れとは、文字通りたくさんの決断をすることで疲弊してしまうこと。
人が何かを決断するとき、脳の中で情報を整理し最適と思われる決断をするが、些細な決断でも脳は全力を尽くすため、かなりのエネルギーを日々消費してしまうのだ。
そして決断疲れが続くと、大きな決断をする余力はなくなり、日々の生産性がどんどん失われてしまう。
その結果、決断を後回しにしたり、常に手っ取り早い選択をして後悔することになるのだ。
こんな事態を避けるためにできることは、決断する回数を減らせるような仕組みを作ること。
たとえば、多くの多忙な著名人が実行しているのは、毎日「同じ服装をする」というもの。
スティーブ・ジョブズやアインシュタイン、マーク・ザッカーバーグなどは、小さな決断でも繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうことを理解し、「決断の数を減らす」ようにしていたという。
確かに彼らはいつも同じ服装だ。
他にも、ランチのお店は3つくらいに絞っておく、買い物では迷ったら買わない…というように、あらかじめルールを決めてしまえば、それについて毎回決断する必要がなくなり、もっと大きな決断へエネルギーを割くことができるようになるだろう。