【生活編】振ってしまった炭酸飲料を噴出させずに開けるには
容器の周りを軽く叩け
振ってしまった炭酸飲料を開けるのには、ちょっとした覚悟が必要だ。
少し開けただけでも飲み物が噴き出してしまい、なんともいえない悲しい気持ちに襲われる。
そうならないように、開封する前に容器の回りを指でコンコンと軽く何回か叩いてみよう。このとき、容器の側面にまんべんなく刺激を与えるようにすると良い。
すると、不思議なことに中身が噴出することなく開けることができるのだ。
振った炭酸は液体中にガスの気泡を発生させる。この気泡が容器の側面に張り付いた状態で開封すると、内部の圧力が急激に下がって気胞は一気に膨張する。膨張した気泡は大きな浮力を持つため、液体を押し上げながら一斉に外へ出てくる。
しかし、指で軽く叩くなどして容器に刺激を与えると、容器の側面に張り付いた気泡を取り除くことができる。容器から剥がされた気泡は上部に集まり、弾けながら消失する。
そもそも泡の正体は炭酸ガスを液体の膜が覆った物なので、泡さえ消えてしまえばあとはただの炭酸ガス。
よって、開封しても噴き出すのは気体だけで、液体が外に飛び出さなくなるのだ。