【生活編】怒りをすぐに鎮めるには
心のなかで10数えろ
誰でも怒ることはあるだろうが、時と場合によっては人間関係や仕事に支障をきたす可能性がある。
そうならないように、怒りがこみ上げたらできるだけすぐに冷静さを取り戻したいものだ。
そんなときは心のなかで10数えてみよう。
冷静さを保つには、ひと呼吸置いてから反応することが効果的だ。
10数えて、ひとまずはクールダウンを試みるのである。
その10数えることも我慢ができないというのなら、ポケットの中にコインやペンなど、何かいじれるものを入れておくと良い。
我慢の限界が近付いたら、それに手を伸ばすことで怒りの感情を抑えることができるだろう。
ある程度、冷静さを取り戻せたら、今度は状況をしっかり把握するために、「その状況はコントロール可能か」と自問をしてみよう。
可能であれば一旦その場を離れるのも効果的だ。
そして、深呼吸を2回。
これでだいぶ気持ちが落ち着くはずだ。
怒っている状態というのは、周りが見えなくなってしまっているとも言える。
そのため、怒っている自分を想像して、他人からどう見えているのかを考えるのも怒りを鎮めるには有効だ。こうすることで、客観的に自分を見ることができる。
怒ることがバカバカしくなり、後悔するような行為を自制できるだろう。
怒りの爆発が防げても、どうにも腹の虫がおさまらないようなときは、その怒りの感情を別のことに向けるのも有効だ。
朝の通勤でイライラするようなことがあったら、あえて面倒な仕事に取り掛かるという具合に。きっと午後には仕事も片付き、面倒な仕事が終わった解放感で気分も改善しているはずだ。